人気投票 実況中継 その3:08/05/28 23:00

※投票開始(2008年5月15日 23時)から約十三日経過時点(5月28日 23時)でのデータです。
※台詞の前に人名がある「台本形式」でお送りします、苦手・嫌いな方は回避推奨です。

良「魔法使いたちの憂鬱登場人物人気投票実況も三回目のとなりました」
綾「現時点(5/21の22:30)で、投票数272票だよ。兄さん!」
良「なんだか、終了までには300票に届きそうな勢いだな」
綾「そうだねー。ご投票下さっている方々、ありがとうございます。私、頑張りますね!」
蓮香「お前が何を頑張るのかはさておいて、注目の一位争いから見ていこうか」
良「そうですね。前回は佐奈ちゃんが綾を僅差で押さえていましたけど、今回は……」

一位:泉佐奈 62票
二位:神崎綾 58票

良「今回も僅差で佐奈ちゃんが一位をキープ。凄いね、佐奈ちゃん」
佐奈「ありがとうございます……夢みたいです」
綾「うう、佐奈が手強いよう」
良「いや、綾も十分頑張ってるぞ? 二回目の実況から今まで何度か首位を奪い返したりしてるしな」
霧子「本当に熾烈よね。まさに抜きつ抜かれつって感じで」
蓮香「綾にとっては、泉はラスボスの様相を呈してきたかな」
佐奈「わ、私がらすぼす……?」
綾「佐奈?」
佐奈「……綾。先輩が欲しいのなら、私の屍を乗り越えていくんだよ?」
綾「佐奈……」
佐奈「綾……」
綾「で、出来ない……私、そんなの出来ないよ……っ!」
佐奈「バカ。今まで、頑張ってきたんじゃない。ここで諦めるなんて、そんなの、綾らしくないよ」
綾「でも、でもっ! 佐奈は、私の!」
佐奈「躊躇っちゃ、駄目だよ。お願い」

良「……なんかいきなり小芝居がはじまったんだけど」
龍也「あはは。なんだかんだで、綾ちゃんはノリがいいから」
蓮香「ああいうのを見ていると泉は綾の扱い方を心得てるなあ、と実感するな」

佐奈「駄目だよ……綾。躊躇ったりなんかしたら、綾が……死んじゃうよ?」
綾「そんな……っ?! 私、確かに心臓をっ?!」

良「……なんだか、もの凄い方向へ話が進んでるぞ、おい。なんだ、心臓って」
龍也「あ、あはは」
良「本編はあんな展開にならないよな?」
霧子「そりゃそうでしょ……多分」
良「……」
蓮香「ま、それはともかく次に進もうか」
良「……大丈夫だよな?」
霧子「多分」
良「……多分?」
霧子「……多分」


三位:神崎良 47票
四位:紅坂セリア 44票
五位:神崎蓮香 40票

鈴「三位争いも、一位争いに負けじと混戦の様相を呈していますね。一歩後退していた神崎先生が再び浮上を果たしています」
蓮香「ありがたいことだね。途中、良が一歩抜け出ていた感もあったんだが、その後、紅坂の猛追があったわけだな」
鏡花「はいっ。流石、私たちの会長です!」
セリア「ふふ、ありがとう、鏡花さん」

蓮香「いや、しかし、流石ツンデレ娘だね。紅坂」
セリア「先生? おっしゃる意味が全く理解できないのですけれど」
蓮香「ん? 自覚はないのか」
セリア「ですから、何のことでしょう?」
蓮香「いや、前回の実況で良に「主人公なんだから一位争いしていればいい」と言っただろう?」
セリア「ええ」
蓮香「で、良がその言葉通りに一位に向けて票を伸ばし始めたら、大慌てで後をついて行ったじゃないか。それをツンデレといわずしてなんという」
セリア「違います! 別に、私が自分で票を操作しているわけじゃありません」
蓮香「それはわかっているが……まあ、そういう運命なんだろうね。お前は」
セリア「どんな運命なんですか、それは」
良「そうですよ、レンさん。流石にそれは言いがかりです。俺も会長もたまたまそういうタイミングで票を入れてくれた人がいるっていうだけなんですから。ね、会長」
セリア「……」
良「会長?」
セリア「……なんでもありません」
良「?」

蓮香「惜しいな。ここで小声で「……バカ」とか言えば完璧だというのに」
霧子「た、楽しそうですね。先生」
蓮香「まあね。息子の嫁候補は多いに越したことはないからね」
霧子「なんで、そこで龍也を見るんですか」
蓮香「いや、他意はない」
龍也「え、えーと。あ、そうだ! 熾烈な三位争いですけれど、コメントをつけてくださる方が多いのもこのゾーンなんですよね」
蓮香「そうだな。最近は良への応援コメントが多いかな。ま、主人公には頑張って欲しい所だね」
龍也「そうですね」
蓮香「主人公として、妹はともかく、叔母ぐらいはヒロインとして扱うぐらいの度量を見せてくれないかな。本編でも」
霧子「どさくさに紛れて変なこと言わないでください!」
龍也「つ、次! 六位以下の経過発表です!」


六位 桐島霧子 12票
七位 速水龍也 6票
八位 篠宮鈴  2票
九位 卯月鏡花 1票

鈴「……あ」
セリア「おめでとう、鈴。ついに票が入ったわね」
鏡花「おめでとうございます、先輩!」
鈴「あ、ありがとうございます。でも、わたしは」
セリア「ふふ。いいのよ、こういうときは素直に喜べば」
鈴「セリア……」

良「やっぱり会長さんは篠宮さんにはやさしいよな」
鏡花「会長はみなさんに優しいですよ?」
良「その「みんな」から俺は除外されている気がしてならないんだけどな」
鏡花「……どうなんでしょうね?」

蓮香「ま、この時点で無事に全員一票は獲得したわけだな。素直に目出度いと喜んでおこう」
霧子「そうですね。他にこの部分ではあまり動きはないですけど」
蓮香「まったく。もう少し、敵キャラとして気概を見せてくれ、桐島。速水」
龍也「そ、そう言われても」
霧子「そりゃ、私たちだって頑張りたいですけど」
蓮香「頑張る気があるんなら話は簡単だ」
霧子「え?」
蓮香「脱げ」
霧子「脱ぎません!」



良「……またレンさんは無茶なことを」
佐奈「でも、人気取りには有効かも知れません」
良「さらりと怖いことを言わないように。って、もう小芝居は終わった?」
佐奈「はい。最終的には綾が血まみれの手で先輩の『自主規制』を抱きしめてハッピーエンドに」
良「それ、ハッピーエンドじゃないから! っていうか、『自主規制』ってなんだよ?!」
佐奈「勿論、冗談です」
綾「そうだよ、兄さん。私が兄さんを『自主規制』して、『自主規制』するわけ無いじゃない」
良「……あのな」
綾「……あ、でも、心中って言葉はちょっとロマンチックだよね?」
良「そこにロマンは欠片もないと信じてる。っていうか、そういう発想からは離れるように」
綾「はーい」
佐奈「はーい」

良「素直でよろしい。と、まあ、この辺で今回の実況もお仕舞いかな」
綾「そうだね。いよいよ、投票も残すところあと三日だし、実況自体もこれでお仕舞いだね」
良「ああ、あとは最後の結果発表の時にまた出てくることになるけれど」
綾「じゃあ、その時にまたお会いしましょう」
良「あと、少しですけれど、投票におつきあいいただければ幸いです」
綾「最後の最後まで、諦めないんだから。ね、佐奈」
佐奈「うん。わたしも、がんばる」
綾「最後までご投票、よろしくお願いしますー!」

(幕)


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